【雑記】LG VELVETのカラバリについて思うこと

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※一般人の単なる雑記です。LGの回し者でも何でもありません。

昨日NTTドコモの冬春モデルの発表会が行われ、LGがグローバル展開しているフラッグシップモデルである、LG VELVET L-52Aが発表されました。

Twitterで反応を見てみると、デザインが売りのはずなのに2色展開なのは如何なものかという意見がかなりあり、かくいう私もそう思った一人でした。

そう思うのも無理はなく、実際この端末が発表される前には「デザインすごいスマホ出しますよ!」という感じで宣伝していました。実際に公式PVでは、カラーバリエーションの豊富さを宣伝していることがわかると思います。

これが、蓋を開けてみれば日本ではたったの2色展開、タレントのIKKOさんを起用したおかげかDual Screenとデザインを両立させたような宣伝をしているとはいえ、なんだか腑に落ちないと言ったところです。

ここで、LGがグローバル向けにリリースしたカラーを振り返ってみましょう。

LG Newsroomより引用

左から、Aurora Silver/Aurora Green/Aurora Gray/Aurora White/Illusion Sunset/New Blackで、この内Aurora SilverとNew Blackは4Gモデル限定カラーとなっています。

LG韓国より引用

また、同社のお膝元である韓国ではキャリア限定色もあり、SK Telecom/KT/LG U+のそれぞれ3社からAurora Blue/Aurora Red/Aurora Pinkと1色ずつ出されています。

しかし、お膝元に力を入れるのはある意味自明なことで、殆どの方の頭の中には韓国のカラーバリエーションの印象が強く頭の中に残っていたのだと思います。

そこで、他国のカラーバリエーションを調べてみることにしました。

韓国 4色 (緑灰白日) + キャリア限定3色 (青赤桃)
ドイツ 4色 (5G:灰白 4G:銀黒)
イタリア 4色 (緑灰白日)
チリ 4色 (灰銀白日)
ブラジル 3色 (灰白日)
チェコ 3色 (灰緑白)
米国 3or2色(AT&T:灰銀 Verizon:灰赤白 T-Mobile:灰白)
メキシコ 2色 (灰日)
スペイン 2色(緑灰)
豪州 2色 (灰白)
インド 2色 (銀黒)
カナダ 2色 (灰日)
日本 2色 (灰白)
ペルー 1色 (灰)
英国 未展開
中国 未展開
香港 未展開
ロシア 未展開

と、この様になりました。意外と3色以上投入されている地域は少なく、比較的高価なスマートフォンが売れやすい市場を持つにも関わらず未展開の地域も数多くありました。

やはり、多色展開されている地域ではLGのマーケットシェアは意外と高く、中南米や欧州ではその傾向が大きいようです。実際に4色展開されている南米の国チリでは、約4%と第5位のシェア率を誇ります。SamsungやHuaweiには及ばないものの、かなり健闘しています。

そんな中、日本というシェア率では上位10位にも入っていない市場に投入してくれるというのは、かなり嬉しいですね。個人的には出してくれただけでも感謝するべきなのかなと思っていますが、どうでしょうか。

しかし、COVID-19のせいもあるのかもしれませんが、そもそも経営が危ういスマホ部門でフラッグシップモデルの多色展開というのはかなりリスキーなのではないのかなとも思います。最初から色を絞っていればガッカリされるということはなかったのでしょうが。LGの起死回生を狙ったモデルともいえるだけに少し残念です。

そういえば、LGといえば個人的にはWINGが気になってます。何故こっちを出さなかったんでしょうか。まああまり変態性の高いスマホが受け入れられる市場ではないので仕方ないですね。LG機は値崩れしたところを狙うに限ります。

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